まんがの裏の一丁目

漫画とかラノベとかアニメ、映画などについて感じたことをだらだらと書いていきます。連絡先はatelierarktos★gmail.com(←★は@にしてください)

バクマンが最終回になったので……

今週の週刊少年ジャンプでバクマンがついに最終回を迎えた。
先週号の最後の思わせぶりな台詞でまだ連載続けるのか?と思ってしまったのであっさり終わってしまった事で肩透かしを食らってしまったが、変に引き伸ばしがなくて良かった。
 
バクマンはどう読むかによって面白いか面白くないかが分かれる作品だと思う。
自分は面白いと思って読んでいたが、かなりたくさんの漫画を読んでいる友人はどこが面白いのかさっぱりわからないから読んでいないと言っているので、合わない人にはとことん合わない作品なんでしょう。
 
どこが面白いのか、バクマンは大場つぐみの自伝的作品の様なものを内容の端々から感じるから面白いのだと思う。
もちろん、それ以外の少年漫画的な展開とかキャラクターのあれこれが面白いというのはあるでしょうが、個人的にそこではなく作者の愚痴っぽかったり理想であったり、実体験っぽい内容が嘘か本当かわからないけれど、事実なんじゃないかと思ってしまうギリギリの部分が好きでした。
というかそういう見方しかできなかった……。
 
では本題に。
 
ここから先の内容は単行本で読んでいる場合先の展開のネタバレがあり楽しみが減ってしまうと思います。
ご注意ください。
 
 
 
 
 
 
 
作中でアニメ化前に連載が終了する事が問題になっていてあれこれとありましたが、結局、編集部を説得して事なきを得ました。
 
で、その展開を読んでいて「アレ?これってどこかで似ている状況があった気が?」と思って何だろうとしばらく考えていて、デスノートの事かなと。
 
でも、あの時は連載終了直後に映画があって、その後しばらくしてアニメ放映が始まったから違うような気がします。もしかしたらバクマンの作中と同じようなやり取りがあったのかもしれませんが、ジャンプで人気が一番の連載作品というわけではなかったはずだし、もういい加減引き伸ばしに限界が見えてきた感じもあったと個人的に思っています。
 
とはいえ、アニメは放送開始の1年以上前から企画があったりジャンプ編集部に打診があると思いますし、実写映画の方との兼ね合いもあるはずなのでもっと複雑な事情が色々あったんじゃないかなとは思います。
 
そんなことをぐだぐだ考えていたら、同じジャンプで連載しているめだかボックスが区切りをつけて新章突入したのを見て「ああ、これか!」と腑に落ちました。
めだかボックスのアニメ化決定の情報が公開されたあたりで作中で安心院さんが「アニメ化前に連載を終わらせる!」といった意味の台詞を言っていたんですよ。
 
読んだ時に、いやいやそれは無理だろうと思いましたよ。人気がある作品をアニメ化前に連載を終わらせるなんて編集部が許さないよ、って普通は思いますよね。
だからこそその台詞に衝撃を受けるわけですが、本当に連載終わるのかな、終わらないのかな、とワクワクしながら読んでいました。
 
結果はまあ連載は終わらなかったわけですが、終わらなかったとはいえ終わってもおかしくない区切りをちゃんと着けていたのは編集部が許したら本当に終わるつもりだったって事なんでしょうかね?それとも最初から終わるつもりはなかったけど新章を始めるつもりだったのか。
 
連載終わってないじゃんと突っ込まれても言い訳の100や1000はあるんでしょうね、何せ1京2858兆0519億6763万3865個のスキルを持っているんですから煙に巻くことくらいお茶の子さいさいでしょうね